二子玉川でマクロビオティックのセミナーTidy yourselfに参加。
企画会社で働いていたときに一緒に仕事をしていた超お洒落なデザイナーの先輩、柴草さんというお姉さまがいらっしゃるのですが(今考えるととんでもない企画会社だったけど、デザイナーのお姉さま達はいい人だったわ)、新しくマクロビオティックのセミナーをする、というお知らせをFacebookで観て参加をしてきましたー。
これが案内のチラシなんですけど、お洒落ですよねー。しかも「ケ」の料理、って気になる。
確かに世の中「ハレ」の料理がいっぱいありますよね。というか、私は生活が地味な分、食べることに「ハレ」を求めがちなんですが。
マクロビとかはあまりよくわからないし、肉食女子部部長の私としては「野菜かー」って気持ちがあったんですが、お洒落柴草さんがやるセミナー楽しそう、って思った訳ですよ。
で、お洒落タウン二子玉川(お洒落過ぎてビビったよ)に初上陸で参加して来たんですけど…いやぁ、すごかった!
というか、一日経ったあとも、ふと「あぁ、昨日食べたあれ、美味しかったな…」という気持ちに何度となったんですよね…それは恋に近いものなのでは???
Instagramの貼り付け、見辛いなぁ…おい!
私は道に迷ったりなんなりしてだいぶ遅刻してしまいましたが(一緒に参加された方申し訳ないです…)、まず着いたらレモンとミントの入ったお水を頂きました。暑い昨日にはありがたい美味しさでしたよ。
最初1時間程、柴草さんによるマクロビオティックの基本的な歴史や考え方、それから、ローフードのお話もされたり、さらに不食(!)の話もされていて、とにかく柴草さんの食に関する深い知識と、食がもたらす身体や精神への影響、柴草さんの考えを聞いて、うぉぉ、食べることすごいわ…って感じでした。
柴草さんは権威あるマクロビオティックのリマ・クッキングスクールで師範のコースを卒業されたんだそうです。マクロビの学校、師範まで行くの大変そう。
マクロビ自体は第二次大戦前後からある考え方でいろんな派があるらしく、ストイックな人も多いそうなのですが、柴草さんはもっと時代にフィットしたものを提案したいそうです。
あと、柴草さんが「人間もどんどん進化している」と話していたのが興味深かったです。確かに進化しているのかもしれない(不食もそこに繋がる?)。
そこから「マクロビは高くて、大変なイメージだけど、まずは調味料だけでも良いものに変えて欲しい」ということで柴草さんオススメの調味料のご紹介になりました。
こちらは一部の紹介なので、他も知りたい方は是非セミナーへ!
こちらは柴草さんオススメのお醤油
こちらは味醂。
「 醤油も味醂も人工的に作られ過ぎていて、ただの化学物質を味わっているみたいになっているし、その調味料の本来の美味しさを味わえていない」のだそうです。
と、1時間くらい話を聞いて、わ!もうこんな時間!って(笑)、大急ぎでごはん作りに。
ごはんは土鍋で玄米を炊く、お味噌汁、胡麻和え、豆腐とトマトの塩甘酒炒め、ごぼうの梅和え、桃の甘酒ソースを作りました。
土鍋のごはんは蓋を開けて、アクも抜くという目から鱗の炊き方でした。
味噌汁も煮汁を取って、味噌をすりこぎでするというやり方を取られていて、はー!一手間!って感じでした。
白和えはたっぷりのくるみとひまわりの種をすりこぎですり、それに豆腐を入れるという贅沢なものだったり、豆腐とトマトの炒めものも、豆腐に片栗粉ではなく葛粉を付けたり、野菜の切り方もマクロビの方法論に則ったもので、今までやったことがないやり方ばかり。
そして切り干し大根の和え物2種類と圧力鍋で炊いた玄米は柴草さんが用意してくれました。
そんな訳で完成。
ひゃーお洒落!ELLEの写真かしら!
おかずのプレートは左から時計回りに、トマトと豆腐の炒め物、白和え、切り干し大根の和え物、ごぼうの梅和え、真ん中が切り干し大根と晩柑の和え物。
どれも本当に美味しかった。あと味付けがしっかりしているので淡白な感じはないです。
白和えなんて、沢山くるみとひまわりの種が入ってるせいか、動物性脂肪が入っているかのような濃厚さ。
特にこの切り干し大根の和え物2つが美味しくて美味しくて、というより、元々切り干し大根好きじゃなかったせいか、余計感動が一入。
ごぼうもわりと苦手(木を食べた気分になるから)だったけど、梅和えにしたのが良かったのか美味しかったですね。これは野菜嫌いの人治るかも。
土鍋と圧力鍋、両方で炊いた玄米を食べ比べ。圧力鍋はモチモチ、土鍋はサラサラ系。どちらも違う美味しさだけど、おかずに合わせて変えたらまた贅沢だなと思いましたよ。というかこの胡麻塩がまた美味しく。
玄米だけでひたすら美味い、って感じでした。
味噌汁は玉ねぎとかぼちゃ(マクロビの考えでいう陽の食べ物)とレタスと茗荷(陰の食べ物)を組み合わせて、夏向き(夏は陽の季節)にしたもの。陽の食べ物(土の中で育つものが多い)は甘みがあるので、味的にも陰の食べ物(太陽に向かって育つ)ものは苦味もあってバランスが取れている気がします。
デザートの桃の甘酒ソース。冷やし甘酒をかけただけですが、すごく優しい甘さで美味しい。
これがまたすごく美味しい、カルダモン三番茶。カルダモンが香ばしくて食欲が刺激されます。夏バテした人にそっと出してあげたい気持ち。
「ケ」の食事とか言いながら、コース料理を頂いたような満足度。
これは…美味しんぼの言うところの本当の贅沢では…?(美味しんぼ出すなよ)
確かにこの味に慣れたら、逆に肉を食べたり、コンビニの弁当とか美味しくなくなるかもなぁと思いました。
味の奥行きというか、立体感というか、それって単なる凸か凹かっつー話ですが。
そのあとコンビニで買ったものを食べたら、美味しいけど味がのっぺりしてる気がしましたよ。
という訳で、そんな食体験をされたい方は是非柴草さんのセミナーへ!めっちゃステマだけど、お金とかはもらってないぞ(笑)。
次回、8/7(日)1:00~14:30開催だそうです。
お問い合わせはE-Mail k.shibakusa@gmail.comまでご連絡とのことだそうでーす!